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直腸がん手術の血流評価、ICG蛍光法で吻合部漏出率低下

2020年7月12日  Surgical Endoscopy

直腸がん手術時の吻合部血流評価法としてインドシアニングリーン(ICG)蛍光法と標準的な評価法を比較した研究(無作為化試験2件314例、前向き症例集積研究3件452例、非無作為化試験4件564例)のデータを用いて、ICG蛍光法の吻合部漏出の発生抑制効果をメタ解析で検討した。 その結果、主要評価項目の術後30日時の吻合部漏出発生率は、年齢、性別、BMI、肛門縁からの腫瘍および吻合部までの距離、ネオアジュバント療法とは独立に、ICG蛍光法で有意に低下した(オッズ比0.341、95%CI 0.220-0.530、P<0.001)。全合併症発生率と再介入率もICG法により低下した。 ...