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遺残胎盤の薬剤介入で胎盤用手剥離やD&Cの必要性減

2020年7月12日  専門誌ピックアップ

遺残胎盤(retained Placenta)に対する薬理学的介入の有効性を29件の無作為化比較試験(対象計2682例)のシステマティックレビューおよびメタ解析で検証した。 オキシトシン臍帯静脈内投与が最もよく用いられたが、試験間の高い不均一性が見られた(I2=62%)。主要評価項目に規定した胎盤用手剥離またはD&C(子宮頸管拡張と子宮内掻爬術)の必要性に関して、オキシトシンはカルベトシン(リスク比1.61、95%CI 1.03-2.52)およびプロスタグランジン剤(同2.63、1.18-5.86)に対して劣性だった。しかし、オキシトシン、プロスタグランジン剤、ニトログリセリンは、各試験で対照群またはプラセボ群より良好な傾向が見られた。 ...