生体弁不全のViV法、弁サイズが長期死亡率と関連

生体弁機能不全に対するvalve-in-valve（ViV）法による経カテーテル的大動脈弁留置術（TAVI）後5年超経過した患者1006例［Medtronic自己拡張型弁523例、Edwardsバルーン拡張型弁（EBEV）435例、その他48例］を対象に、長期転帰を検討した。 その結果、不全発生の生体弁サイズが大径（内径20mm超）よりも小径（内径20mm以下）の方が8年生存率が低かった（40.5％ vs. 33.2％、P＝0.01）。小径の生体弁（ハザード比1.07、95％CI 1.02-1.13）、年齢（同1.21、1.01-1.45）、経大腿アプローチ以外（同1.43、1.11-1.84）が死亡と独立して相関した。40例がViV後に再手術を要し、重度の人工弁-患者不適合（サブハザード比4.34、95％CI 1.31-14.39）、弁の留置位置異常（同3.75、1.36-10.35）、EBEV（同3.34、1.26-8.85）、年齢（同0.59、0.44-0.78）が再介入と独立して相関した。 ...