GL推奨量の有酸素運動と筋トレで米成人の死亡減

「米国人のための運動ガイドライン2018」が推奨する運動と死亡率の関連を前向きコホート研究で検討。1997-2014年の米国国民健康聞き取り調査に参加した18歳以上の成人47万9856人を対象と施した。 中央値8.75年の追跡の結果、5万9819人が死亡した。有酸素運動と筋力増強運動ともに不十分なグループ（26万8193人）に比べると、推奨する度合いの筋力トレーニングのみ実施したグループ（2万1428人、ハザード比0.89、95％CI 0.85-0.94）と有酸素運動のみ実施したグループ（11万3851人、同0.71、0.69-0.72）の全死因死亡リスクが低く、推奨する度合いの有酸素運動＋筋力トレーニングを実施したグループ（7万6384人、同0.60、0.57-0.62）ではさらにリスクが低下した。心血管疾患、がん、慢性下気道疾患による死因別死亡率でもほぼ同じパターンが見られた。 ...