1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. P3不適格の進行性黒色腫、OSは適格者の4割

P3不適格の進行性黒色腫、OSは適格者の4割

2020年7月14日  専門誌ピックアップ

KEYNOTE-006試験、CHECKMATE-067試験およびCHECKMATE-066試験(いずれも第III相)で不適格となった進行性黒色腫患者1004例を対象に、全生存期間(OS)関連予後予測因子の重要性をカプランマイヤー法、Coxモデル、予後サブグループの予測OS確率、条件付き推論生存木(CIST)で評価した。 その結果、不適格患者のOS中央値は適格患者よりも短かった(8.8カ月 vs. 23カ月)。不適格患者のOSに強い関連を示す適格基準に、ECOG全身状態スコア(PS)2点以上、脳転移、乳酸脱水素酵素値(LDH)500U/L超があった。症候性脳転移の有無で見ると、ECOG PS2以上の患者のOS中央値はそれぞれ6.5カ月と11.3カ月、3年生存確率は9.3%と23.6%だった。CISTでは、生存の最も強い予後予測共変量はLDHで、500U/L超は予後不良だが、長期生存は可能だった。 ...