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COVID-19流行による救急医のストレス増加度を調査

2020年7月15日  専門誌ピックアップ

米国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行加速期の救急医の不安度、家庭生活上の変化、ストレス緩和策を調査すべく、電子メールによるアンケート調査を実施。7つの大学病院救急科の医師426人が回答した。 7段階尺度(範囲1-7、高値ほどストレスが大きいことを示す)での評価の結果、COVID-19流行が職場および家庭でのストレスに及ぼす影響の中央値は5(四分位範囲4.6)だった。情緒的消耗感・燃え尽き度合いの中央値は、流行前の3(同2.4)から流行開始以降に4(同3.6)に増加した(中央値の差1.8、95%CI 1.7-1.9)。回答者の90.8%が、「愛情表現が減る」(76.8%)など、家族や友人に対する行動の変化を報告した。ストレス・不安緩和策として、個人用防護具(PPE)入手しやすさの改善、医師の判断でCOVID-19迅速検査実施、COVID-19診療手順変更に関するコミュニケーションの明確化、家族や自身のための休暇取得の保証が最も多く挙げられた。 ...