早産児の死亡リスク、5-10分後アプガー指数で予測

スウェーデンで1992-2016年に出生した早産児11万3300例を対象に、在胎期間およびアプガー（Apgar）指数が新生児死亡リスクに及ぼす影響を検討した。 新生児死亡が1986例（1.8％）発生した。新生児死亡率は0.2％（在胎期間36週）から76.5％（同22週）の範囲だった。出生後5分後および10分後のアプガー指数が低値だと、在胎期間に関係なく、新生児死亡の調整後相対リスクおよび新生児死亡率の絶対差が増加した。例えば、5分時アプガー指数9-10点群と比較した在胎28-31週出生児の出生100例当たりの超過新生児死亡者数はアプガー指数0-1点群51.7（95％CI 38.1-65.4）、2-3点群25.5（同18.3-32.8）、4-6点群7.1（同5.1-9.1）、7-8点群1.2（同0.5-1.9）だった。出生5分後から10分後にアプガー指数が増加すると、同スコア不変と比べて新生児死亡率が低下した。 ...