SARS-CoV-2ウイルス量多いほど死亡・挿管リスク増加
米ニューヨーク市の病院2施設で新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院患者678例を対象に、SARS-CoV-2ウイルス量による気管挿管および死亡リスクへの影響を後ろ向きコホート研究で検討。ポリメラーゼ連鎖反応法のサイクル数閾値(Ct)でウイルス量を評価し、Ctが25未満を高ウイルス量、25-30を中等ウイルス量、30超を低ウイルス量とした。 その結果、院内死亡率は高ウイルス量群35.0%、中等度ウイルス量群17.6%、低ウイルス量群6.2%(P<0.001)、挿管率は29.1%、20.8%、14.9%(P<0.001)となり、いずれも高ウイルス量群で高かった。多変量モデルの解析で、高ウイルス量が死亡(調整後オッズ比6.05、95%CI 2.92-12.52、P<0.001)および挿管(同2.73、1.68-4.44、P<0.001)と独立の関連を示した。 ...
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