プロバイオティクスで早産低出生体重児の転帰改善

早産低出生体重児の転帰に対するプロバイオティクスの効果を検討した無作為化試験63件（対象計1万5712例）のデータを基に、単一菌株と複合菌株の死亡・疾病抑制効果をネットワークメタ解析で比較した。 その結果、プラセボと比較すると、1種以上のLactobacillus sppと1種以上のBifidobacterium sppの組み合わせで全死因死亡率が低下し、唯一、中強度または高強度の科学的根拠を示した（オッズ比0.56、95％CI 0.39-0.80）。プラセボと比べて中強度または高強度の科学的根拠を示す介入のうち、同混合組成物（同0.35、0.20-0.59）、単一菌株のB. animalis subsp. lactis（同0.31、0.13-0.74）、L. reuteri（同0.55、0.34-0.91）、L. rhamnosus（同0.44、0.21-0.90）で重症新生児壊死性腸炎が有意に減少した。 ...