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HPVワクチン接種を入学要件とすると接種率増加

2020年7月19日  JAMA Pediatrics

米国で2017年の全国予防接種調査(13-17歳4784人)および2008-17年の事前事後比較データ(13-17歳4万2431人)を基に、入学時のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種義務化とワクチン接種開始の関連を検討した。 その結果、HPVワクチン接種を入学要件とする3地域のうちバージニア州を除くロードアイランド州とコロンビア特別区は、同ワクチン接種が入学要件でない周辺州よりも接種開始率が高かった(調整オッズ比:ロードアイランド州4.34、95%CI 2.16-10.00、コロンビア特別区2.35、1.39-4.19、バージニア州1.01、0.72-1.42)。入学時のHPVワクチン接種義務化前に比べると、義務化後の接種開始率は、ロードアイランド州の女子(調整オッズ比3.12、95%CI 1.92-5.07)、コロンビア特別区の男子(同6.36、4.27-9.46)とロードアイランド州の男子(同5.84、3.92-8.69)で有意に増加した。 ...