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新型コロナの影響で始まったビデオ診療の課題を特定

2020年7月20日  Annals of Internal Medicine

新型コロナウイルス感染症の大流行米スタンフォード大学の系列プライマリ・ケアクリニックおよび一般救急医療クリニック(urgent care clinic)で実施されたビデオ通話による診療の受け入れられ方と効果に対する認識を調査。利害関係者(医療提供者、医療助手、看護師、技術者、管理者)計53人を対象に、ほぼ全面的な移行3週後に半構造化定性面接を実施した。移行から3週間で、ビデオ診療の割合が一般救急医療クリニックで10%から80%、プライマリ・ケアクリニックで10%から75%に増加した。 その結果、「大流行による(ビデオ診療の)促進」、「診療の満足感」、「診療の安全性」、「情報の見逃し」、「自身の役割」「再検討」「新常態(New Normal))など、12項目のテーマが明らかになった。ビデオ診療継続に対する重大な問題点を特定するため、RE-AIM(適用範囲、有効性、採用、実施、維持)の枠組みを用いてテーマを解析した。 ...