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小児がん生存者、早期検診開始で乳がん死亡半減

2020年7月20日  Annals of Internal Medicine

小児がんで胸部放射線療法の既往がある20歳の小児がん生存者女性を対象に、乳がん検診の臨床的有益性、有害性および費用対効果を比較モデリング研究で検討した。 検診を受けない場合の乳がん死亡の生涯リスクはモデル全体で10-11%だった。検診を受けない場合と比べると、25歳から年1回のマンモグラフィー+MRI検査を開始することによって回避できた死亡は56-71%、年1回のMRI検査のみでは56-62%だった。質調整生存年(QALY)獲得当たりの増分費用効果比(ICER)閾値を10万米ドル未満とすると、30歳からの検診開始が望ましいとされた。 ...