緑内障の診断確定または疑い患者7844例の1万4790眼を対象に、眼圧がスペクトラルドメイン光干渉断層計(SD-OCT)で測定した網膜神経線維層(RNFL)厚の変化速度に及ぼす影響を後ろ向きコホート研究で検討。平均追跡期間は3.5±1.9年だった。 その結果、1年当たりのRNFL厚の平均変化速度は-0.68±0.59μmだった。潜在的交絡変数で調整後、平均眼圧の1mmHg増加が1年当たり0.05μmのRNFL欠損速度増加と関連を示した(P<0.001)。RNFL厚変化の進行が早い(1年当たり-2.0μm超)眼のうち、追跡中の全受診時に41%が眼圧21mmHg未満、20%が18mmHg未満、9%が15mmHg未満を達成した。 ...
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