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COVID-19流行下でたこつぼ型心筋症増加

2020年7月21日  専門誌ピックアップ

米オハイオ州のクリーブランドクリニック系列病院で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行下のストレス性心筋症(たこつぼ型心筋症)の発症率および転帰を後ろ向きコホート研究で検討。2020年3月1日から4月30日の間に冠動脈造影を実施した急性冠症候群(ACS)患者をCOVID-19流行前4期間(2018年3-4月、2019年1-2月、2019年3-4月、2020年1-2月)のACS患者と比較した。 ACS患者1914例のうち、1656例(年齢中央値67歳、66.1%が男性)がCOVID-19流行前(2018年3-4月=390例、2019年1-2月=309例、2019年3-4月=679例、2020年1-2月=278例)、258例(年齢中央値67歳、67.8%が男性)がCOVID-19流行期に発症した。 COVID-19流行期のたこつぼ型心筋症の発症率は、COVID-19流行前の各期間よりも高かった(流行期20例、発症率7.8% vs. 流行前各期間5-12例、発症率1.5-1.8%)。COVID-19流行前全期間(4期間統合)と比較したCOVID-19流行期の発生率比は4.58(...