高齢者の抗菌薬処方、プロバイオティクスで減らず
2020年7月21日 Journal of the American Medical Association
英国の高齢者療養施設23施設の居住者195人を対象に、乳酸菌ラクトバチルスGG株＋ビフィズス菌BB-12株（Bifidobacterium animalis subsp lactis BB-12）プロバイオティクスによる抗菌薬使用抑制効果をプラセボ対照無作為化臨床試験で検証した。 その結果、無作為化後最長1年後のあらゆる感染症に用いた累積抗菌薬投与日数の平均値は、プロバイオティクス群12.9日、プラセボ群12.0日だった（調整後発生率比1.13、95％CI 0.79-1.63、P＝0.50）。有害事象発生件数は、プロバイオティクス群150件、プラセボ群133件で、そのうち入院は94件、78件、死亡は33件、32件だった。 ...