日本国内の三次頭痛センターで、片頭痛患者373例を対象に、頭部自律神経症状(CAS)の臨床的特徴と病態生理学的意義を対面インタビューを用いた前向き横断研究で検討した。 その結果、患者の42.4%にCASが見られた。CASがある患者はCASのない患者よりも皮膚異痛症の報告が多かったことから、中枢性感作の関与が示唆された。しかし、末梢性感作の徴候の拍動痛や動揺感受性(motion sensitivity)に有意差は見られなかった。先行研究とは対照的に、臭気過敏にCASと有意な関連があることが明らかとなった。 ...
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