OCTの網膜液検出精度、網膜専門医よりAIの方が高い
2020年7月22日 Ophthalmology
加齢黄斑変性（AMD）患者651例1127眼のスペクトラルドメイン光干渉断層撮影（SD-OCT）画像を基に、網膜専門医の網膜液検出能を人工知能（AI）ベースのOCT画像解析Notal OCT Analyzer（NOA）と前向きに比較した（AREDS2-10Y試験）。 その結果、網膜専門医による網膜液検出の正確度は0.805（95%CI 0.780-0.828）、感度は0.468（同0.416-0.520）、特異度は0.970（同0.955-0.981）、精度は0.883（同0.829-0.924）、F1スコアは0.611だったのに対し、NOAでは0.851（同0.829-0.871）、0.822（同0.779-0.859）、0.865（同0.839-0.889）、0.749（同0.704-0.790）、0.784だった。網膜専門医による網膜内液検出の正確度は0.815（同0.792-0.837）、感度は0.403（同0.349-0.459）、特異度は0.978（同0.966-0.987）、NOAでは0.877（同0.857-0.896）、0.763（同0.713-0.808）、0.9...