ステロイド頓用による重度有害事象、開始1カ月以内に発現
2020年7月22日
Annals of Internal Medicine
台湾の国民健康保険プログラム登録データを用いて、経口ステロイド薬頓用(ステロイドバースト)実施成人患者1585万9129例を対象に、経口コステロイド薬頓用と重度有害事象(AE)との関連を自己対照症例集積研究で検討した。 経口ステロイド薬頓用による1000人年当たりの有害事象発現率は、胃腸出血27.1(95%CI 26.70-27.5)、敗血症1.5(同1.4-1.6)、心不全1.3(同1.2-1.4)だった。各有害事象の発現率(胃腸出血=罹患率比1.80、95%CI 1.75-1.84、敗血症=同1.99、1.70-2.32、心不全=同2.37、2.13-2.63)は、ステロイド療法開始後5-30日以内に有意に増加し、その後31-90日で減少した。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。