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心不全+AF、ジゴキシンで心不全による再入院リスク減

2020年7月23日  専門誌ピックアップ

心不全および心房細動(AF)による入院患者1768例(平均年齢79歳)を対象に、退院前のジゴキシン投与開始と転帰の関連を観察研究で検討した。 傾向スコアでマッチさせたジゴキシン開始群と非開始群(各群884例)を比較した結果、開始群の非開始群に対する30日全死亡ハザード比は0.80(95%CI 0.55-1.18、P=0.261)、2年時では0.94(同0.87-1.16、P=0.936)、4年時では1.01(同0.90-1.14、P=0.729)、心不全による再入院ハザード比は0.67(同0.49-0.92、P=0.014)、0.81(同0.69-0.94、P=0.005)、0.85(同0.74-0.97、P=0.022)、全再入院ハザード比は0.78(同0.64-0.96、P=0.016)、0.90(同0.81-1.00、P=0.057)、0.91(同0.83-1.01、P=0.603)だった。この関連は、左室駆出率45%以下と45%超で同等だった。 ...