肺血栓塞栓症、救外到着前診断で入院リスク減
2020年7月24日 専門誌ピックアップ
21の救急科（ED）に紹介された急性肺塞栓症（PE）外来患者2352例を対象に、ED到着前12時間以内にクリニックで肺画像検査を実施した患者とED到着後に実施した患者の特徴を後ろ向きコホート研究で比較した。 344例（14.6％）がクリニックで診断を受けていた。クリニックでの診断患者コホートでEDでの診断患者コホートに比べPE重症度指数分類が低く、入院率も低かった（80.8％ vs. 92.0％、P＜0.0001）。人種、失神性目眩または失神、PE重症度指数クラスなどで調整後も入院率との逆相関は維持された（調整後オッズ比0.36、95％CI 0.26-0.50）。 ...