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看護師主導の多因子介入で高齢者の転倒による外傷防げず

2020年7月24日  New England Journal of Medicine

全米10の医療保険制度下のプライマリケア診療所86施設で、転倒外傷リスクのある高齢者に看護師がリスク評価や個別のケア計画立案などを実施する多因子介入の効果をクラスター無作為化試験で検討(STRIDE試験)。主要評価項目は、被験者からの報告、電子医療記録、請求データによって判定した初回の重篤な転倒外傷とした。 被験者計5451例の生存時間解析の結果、1000人年当たりの主要評価項目発生率は介入群4.9、対照群(通常ケア強化)5.3で(ハザード比0.92、95%CI 0.80-1.06、P=0.25)、被験者報告による転倒外傷発生率は25.6、28.6だった(同0.90、0.83-0.99、P=0.004)。入院発生率や死亡率は両群同等だった。 ...