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SOD1変異型ALS対象tofersen、P1/2の結果良好

2020年7月24日  New England Journal of Medicine

SOD1変異による筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者48例を対象に、アンチセンス・オリゴヌクレオチドtofersenの安全性および薬物動態を第I/II相用量漸増試験で検討。tofersenの4通りの用量を設定し(tofersen 20、40、60、100mg)、プラセボ投与と比較した。 その結果、ほとんどの患者に腰椎穿刺関連の有害事象が見られた。tofersen群の4例で脳脊髄液(CSF)中の白血球数増加、5例でタンパク質量の増加が有害事象として報告された。肺塞栓症および呼吸不全による死亡が各1例発生した。85日時で、ベースラインからのCSF中SOD1タンパク質変化量のプラセボ群との差は、tofersen 20mg群で2%ポイント、40mg群で-25%ポイント、60mg群で-19%ポイント、100mg群で-33%ポイントだった。 ...