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軟部組織肉腫、RTと手術の間隔空けて創合併症減

2020年7月25日  専門誌ピックアップ

米国の単一施設で、軟部組織肉腫の術前放射線治療(RT)と手術の間隔を最長6週間空けることで創合併症を減らすことができるかを検討した。 2004年から2014年の間に、RT後に同一執刀医による患肢温存広範切除術を施行した患者54例(追跡期間中央値32カ月、年齢中央値61歳)の重大な創合併症発生率(MWC)を歴史的対照のMWC発生率(30-40%)と比較した。再手術、侵襲的処置、創部充填または創傷治療のための再入院をMWCと定義した。 患者54例の術前RTから手術までの期間中央値は43日で、患者の80%は術前RTから35-49日後に手術を施行した。患者の15%にMWCが発生し、そのうち88%は40日以内に発生した。多変量解析で、末梢血管疾患、大腿内側区画の腫瘍および神経血管病変がMWCの予測因子だった(いずれもP=0.03)。 ...