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SLE患者の心血管リスク予測に左室収縮能が有用

2020年7月27日  専門誌ピックアップ

全身性エリテマトーデス(SLE)患者102例を対象に、左室収縮能(心エコーで測定)と心血管イベント発生の関連を評価した。 その結果、年齢と性別でマッチさせた健常者50例(対照群)に比べると、SLE群は左室駆出率(51±6% vs. 62±6%、P<0.001)および左室全体の長軸方向収縮能(global longitudinal strain:GLS、-15±3% vs. -19±2%、P<0.001)から、左室収縮能が低下していることが示された。多変量コックス回帰分析で、左室GLSにSLE患者の心血管イベント発生と独立の関連が見られた(ハザード比2.171、95%CI 1.015-4.642、P=0.046)が、左室駆出率には有意な関連はなかった。 ...