小児アトピーに有効なプロバイオティクスは？

小児アトピー性皮膚炎の治療に用いる各種プロバイオティクス株の有効性を無作為化比較試験22件の系統的レビューとネットワークメタ解析で比較した。 その結果、有効性の上位3位は、▽Mix1（ビフィドバクテリウム・アニマリス亜種CECT 8145、ビフィドバクテリウム・ロングムCECT 7347、ラクトバシラス・カゼイCECT 9104）、▽ラクトバシラス・カゼイDN-114001、▽Mix6（ビフィドバクテリウム・ビフィダム、ラクトバシラス・アシドフィルス、ラクトバシラス・カゼイ、ラクトバシラス・サリバリウス）だった。プラセボと比較すると、Mix1は皮膚炎症状を緩和する科学的根拠の確実性が高く（標準化平均差－1.94、95％CI －1.50-－0.20、対象47例）、Mix6は、確実性が中等度で（同−0.85、－1.50-－0.20、対象40例）、ラクトバシラス・カゼイDN-114001は、確実性が低かった（同−1.35、－2.04-－0.65）。 ...