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夜間人工光曝露で10代の精神疾患リスク増加

2020年7月28日  JAMA Psychiatry

米国で13-18歳の確率標本1万123人を対象に、人工衛星で測定した夜間の屋外人工光への曝露と睡眠パターンおよび精神疾患との関連を横断研究で検討。人工光量は放射輝度(nW/cm2/sr)に変換した。 その結果、社会人口学的特性、地域の人口密度および社会経済的地位で調整後、多量の夜間人工光曝露によって平日夜間の就寝時刻が遅くなった。夜間人工光量の最高四分位群が最低四分位群よりも就寝時刻が29分遅く、睡眠時間が11分少なかった。夜間人工光が過去1年間の気分・不安障害の有病率と正の関連を示し、中央絶対偏差1増加当たり気分障害のオッズが1.07倍(95%CI 1.00-1.14)、不安障害のオッズが1.10倍(同1.05-1.16)になり、双極性障害(オッズ比1.19、95%CI 1.05-1.35)、特定の恐怖症(同1.18、1.11-1.26)、うつ病または気分変調症(同1.07、1.00-1.15)とも関連が見られた。 ...