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授乳中DHA補給で早産児の気管支肺異形成症予防できず

2020年7月28日  Journal of the American Medical Association

早産児528例(平均在胎期間26.6週)と母乳育児中の母親461例を対象に、新生児期の母親のドコサヘキサエン酸(DHA)補給による乳児の気管支肺異形成症(BPD)予防効果を無作為化プラセボ対照試験で検討した。 試験は母親800例を目標登録数としていたが、有害性の懸念から早期に登録中止となった。母親375例(81.3%)と児523例(99.1%)が試験を完了した。月経後年齢36週時にBPDがなく生存していた児の割合は、DHA補給群268例中147例(54.9%)、プラセボ補給群255例中157例(61.6%)だった(絶対差-5.0%、95%CI -11.6-2.6、相対リスク0.91、95%CI 0.80-1.04、P=0.18)。 ...