1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. COVID-19死亡例、主要剖検所見はびまん性肺胞傷害

COVID-19死亡例、主要剖検所見はびまん性肺胞傷害

2020年7月29日  Lancet

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)死亡例の病理組織学的特徴を症例集積研究で検討。2020年2-3月に米国ワシントン州でCOVID-19のため死亡した患者14例の剖検を対象とした。 死亡患者14例の年齢中央値は73.5歳(範囲42-84歳)だった。全例に重大な併存疾患があり、頻度が高かったのは高血圧、慢性腎臓病、閉塞性睡眠時無呼吸、代謝性疾患(糖尿病、肥満)だった。主要な肺所見は急性期または器質化期のびまん性肺胞傷害で、肺に微小血栓が認められたのは5例のみだった。コロナウイルス様粒子が呼吸器系、腎臓、消化管で検出された。 ...