腹腔鏡下子宮摘出、トロッカー部にブピバカイン注射で術後疼痛減

腹腔鏡下子宮摘出術を予定している患者108例を対照に、トロッカー穿刺部位へのブピバカイン単回注射による術後疼痛緩和効果を前向き多施設共同二重盲検無作為化試験でブピバカイン非投与（対照）と比較した。 その結果、術後の鎮痛薬追加投与回数は、ブピバカイン投与群の方が対照群より低かった（中央値2回 vs. 4回、P＜0.01）。数値的評価スケールを用いた1、4、6、24、48時間後の疼痛スコアも介入群の方が低かった（各時点のP＜0.01）。手術および子宮摘出の平均所要時間および推定出血量については、有意な群間差は見られなかった。 ...