米国外科学会手術の質改善プログラムのデータベースを用いて2012-16年に緊急大腸切除術を実施した65歳以上の者1万25例を特定し、フレイルが術後転帰に及ぼす影響を検討。5項目の修正フレイル指標(mFI-5)スコアを算出し、患者を0、1または2+に分類した。 患者の87.7%が米国麻酔学会運動グレード(ASA fitness grade)III以上、31.2%がmFI-5スコア2+のフレイルだった。術後30日間で、患者の3分の1に重大な疾患が発生し、術後死亡率は15.9%だった。患者の52.0%が長期入院、11.0%が再入院した。患者の88.0%が手術前まで自立した生活を送っていたが、直接自宅に退院したのは45.4%のみだった。 ...
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