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病院の「寄付金集め」に対する一般市民の反応を調査

2020年8月1日  Journal of the American Medical Association

米国で一般集団の代表標本Ipsos KnowledgePanelを用いて、病院が患者に寄付を促す行為に対する一般市民の反応をウェブベースのアンケートで評価。対象とした831人のうち513人(62%)が調査を完了した。回答者の48.0%が女性だった。 重み付き標本では、回答者の47.0%が、医師が患者の許可をとった上で病院の寄付金調達担当者に患者の氏名を知らせる行為を「許容できる」または「おそらく許容できる」と回答し、8.5%が患者の許可なく氏名を紹介することを是認した。 患者から話題を持ち出した場合なら医師が寄付について話をすることを「許容できる」と回答したのは79.5%、患者が話題にしなくとも「許容できる」としたのは14.2%、多額の寄付が可能な患者を特定するために病院開発担当者が公開データを用いて資産調査の実施することを「許容できる」と回答したのは9.9%だった。 83.2%は、医師が患者と寄付について話すことで、患者と医師の関係が妨げられることがあると思うと回答した。100万ドル寄付した患者がいたとしたら、病院は返礼として、50.1%が「良い病室に移す」、26.0%が「予約を優...