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甲状腺機能低下AMI、レボチロキシンでLVEF改善せず

2020年8月2日  Journal of the American Medical Association

急性心筋梗塞(AMI)を発症した無症候性甲状腺機能低下症患者95例を対象に、レボチロキシンの左室駆出率(LVEF)改善効果を二重盲検無作為化臨床試験で検討。主要評価項目はMRIで評価した52週時のLVEF(85例が評価対象)、副次評価項目は左室容積、梗塞範囲、有害事象、患者が報告した健康状態、健康関連QOL、抑うつとした。 ベースラインおよび第52週の平均LVEFは、レボチロキシン群で51.3%、53.8%、プラセボ群で54.0%、56.1%だった(調整差0.76%、95%CI −0.93-2.46、P=0.37)。副次評価項目で有意な群間差を示したものはなく、心血管有害事象は15例(33.3%)、18例(36.7%)に認められた。 ...