日本国内の眼科クリニックで、後房型有水晶体眼内レンズ(implantable Collamer lens:ICL)留置後に白内障を発症し手術を受けた患者10例13眼から摘出したICLを用いて、ICLのレンズ面および光学的特性の生体内での耐久性を後ろ向き症例集積研究で検討した。 その結果、ICL留置から摘出までの平均期間は10.5±2.7年だった。光学顕微鏡での評価でICL外植片に混濁や着色は見られず、光線透過率は未使用ICLとほぼ同等だった。走査型電子顕微鏡で、視覚的および触覚的フットプレートの中央および外周部のレンズ面に不整は見られず、ポジショニングホールにも堆積物はなかった。 ...
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