大うつ病女性、テストステロン補充で症状改善せず

21-70歳の抗うつ薬抵抗性大うつ病女性患者101例を対象に、低用量経皮テストステロン補助的投与の抑うつ症状重症度、疲労、性機能に対する改善効果を無作為化二重盲検プラセボ対照試験で検討。主要評価項目は、Montgomery Asbergうつ病評価尺度（MADRS）で評価した抑うつ症状重症度とした。 87例が8週間の治療を完了した。MADRSスコアは、テストステロン群で26.8（標準偏差6.3）から15.3（同9.6）へ、プラセボ群で26.3（同5.4）から14.4（同9.3）へと低下し、抑うつ症状重症度の改善に有意な群間差はなかった。疲労および性機能の改善、有害事象の発生にも群間差はなかった。 ...