40歳以下で生殖細胞系列BRCA変異陽性浸潤性早期乳がんの診断を受けた患者1252例を対象に、乳がん罹患後の生殖能および妊娠による乳がん予後への影響を多国間多施設共同後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、195例が乳がん罹患後に妊娠した(10年での妊娠率19%、95%CI 17%-22%)。人工流産は16例(8.2%)、流産は20例(10.3%)で発生した。出産した患者150例の妊娠合併症発生率は11.6%、先天奇形発生率は1.8%だった。妊娠した患者と妊娠しなかった患者で、無病生存(調整ハザード比0.87、95%CI 0.61-1.23、P=0.41)および全生存(同0.88、0.50-1.56、P=0.66)に差はなかった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。