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結核予防にビタミンD補給の効果見られず

2020年8月5日  New England Journal of Medicine

モンゴルで、結核感染QFT(クォンティフェロンTBゴールド検査)陰性の学齢児童8117人を対象に、ビタミンD3補給の結核感染予防効果を検討。児童の95.6%でベースラインの血清25-ヒドロキシビタミンD(25[OH]D)値が20ng/mL未満だった。 その結果、追跡3年時の結核感染陽性率はビタミンD群3.6%、プラセボ群3.3%(調整後リスク比1.10、95%CI 0.87-1.38、P=0.42)、平均25[OH]D値は31.0ng/mL、10.7ng/mLだった。結核症の診断者数はビタミンD群21人、プラセボ群25人(同0.87、0.49-1.55)、急性呼吸器感染症による入院者数は29人、34人だった(同0.86、0.52-1.40)。有害事象発生率に群間差差は見られなかった。 ...