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コントロール不良喘息へのMF/IND、MF単剤に優越性示す

2020年8月5日  専門誌ピックアップ

中用量ないし高用量吸入ステロイド(ICS)または低用量長時間作用性β2刺激薬(LABA)/ICSによる治療でコントロール不良の喘息患者2216例を対象に、モメタゾン・インダカテロール固定用量配合剤(MF/IND)1日1回投与の有効性と安全性を無作為化二重盲検トリプルダミー第III相試験で検討した(PALLADIUM試験)。 その結果、ベースラインから26週時のトラフFEV1(1秒量)改善度で、高用量と中用量のMF/INDはそれぞれ高用量と中用量のモメタゾン単剤に優越性を示し[治療差:高用量(Δ)132mL、95%CI 88-176、P<0.001、中用量(Δ)211mL、167-255、P<0.001]、高用量MF/INDは1日2回投与の高用量フルチカゾン・サルメテロール配合剤に対する非劣性(マージンを-90mLに設定)を示した[治療差(Δ)36mL、95%CI -7-80、P=0.101]。有害事象の発生率は治療群間で同等だった。 ...