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肘関節置換後の再入院・再手術予測因子を特定

2020年8月5日  専門誌ピックアップ

2011-17年の全米手術の質改善プログラム(NSQIP)データベースを基に、骨折、変形性関節症または炎症性関節炎のため肘関節全置換術(TEA)を受けた患者414例の術後30日再入院率および再手術率とその予測因子を検討した。 その結果、予定外の再入院率は5.1%、再手術率は2.4%で、最も多かった原因は感染症だった。手術適応3項目(骨折、変形性関節症、炎症性関節炎)いずれにも再手術および再入院との有意な関連はなかった。多重ロジスティック回帰分析で、BMI高値に再入院のオッズ低下との関連がみられ(0.883、95%CI 0.798-0.963、P=0.0035)、手術創分類3超に再手術(16.531、同1.300-167.960、P=0.0144)および全局所合併症(17.587、同2.207-132.019、P=0.0057)のオッズ上昇との関連がみられた。 ...