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重症COVID-19患者3988例の死亡危険因子を特定 伊

2020年8月6日  JAMA Internal Medicine

イタリア・ロンバルディア州で、2020年2月20日から4月22日までの間に集中治療を要した重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者3988例を対象に、死亡の独立危険因子を後ろ向き観察研究で検討した。 対象症例の年齢中央値は63歳、79.9%が男性、60.5%に1つ以上の併存疾患があった。集中治療室(ICU)入室時、87.3%に侵襲的機械換気を実施した。追跡期間中央値は44日で、発症からICU入室までの期間中央値は10日、ICU入室期間中央値は12日、侵襲的機械換気実施期間中央値は10日だった。 累積観察期間は16万4305人日だった。院内死亡率とICU死亡率は1000人日当たり12、27だった。最初の1715例を対象としたサブグループ解析では、2020年5月30日時点で、50.4%がICUを退室、48.7%がICUで死亡、0.8%が依然としてICU入室中で、全体で53.4%が院内で死亡していた。 死亡の独立の危険因子に、高齢(10歳増加当たりのハザード比1.75、95%CI 1.60-1.92)、男性(同1.57、1.31-1.88)、ICU入室時のFiO2高値(同1.0...