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コロナ第1波で急性心疾患による入院が大幅減

2020年8月6日  専門誌ピックアップ

米国の三次医療施設で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)大流行前後の心血管入院発生の縦断的傾向を検討した。 2019年1月1日から2020年3月31日までの間に、急性心血管症状を理由にした6083例の入院7187件が発生した。2019年3月と比べると、2020年3月の1日当たりの入院件数が43.4%低下した(P<0.001)。1日当たりの入院率は、2019年(-0.01%、P=0.50)、2020年1月(-0.5%、P=0.31)、2020年2月(+0.7%、P=0.27)では変化が見られなかったが、2020年3月に有意に低下した(-5.9%、P<0.001)。2020年3月の入院期間は2019年3月よりも短かかったが(4.8日 vs. 6.0日、P=0.003)、院内死亡率に有意差はなかった(6.2% vs. 4.4%、P=0.30)。 ...