栄養補助食で小児の作業記憶改善

ギニアビサウで、低栄養リスクのある小児を対象に、栄養補助食品が認知機能や脳血流にもたらす効果を23週間の無作為化比較試験で検討。生後15カ月から7歳の小児1059例にの朝食（週5日）に、新たな栄養補助食品NEWSUP（植物ポリフェノール、オメガ3脂肪酸、たんぱく質および微量栄養素を強化した栄養補助食品）、栄養プログラムで用いられる強化混合食糧（FBF）、対照食（米を用いた伝統食）のいずれかを提供した。主要評価項目は、作業記憶とした。 4歳未満児（主要な対象集団）で、NEWUPへの割り付けによって、作業記憶が対照食より増加した（率比1.20、95％CI 1.02-1.41、P＝0.03）。提供した食品の75％以上を消費した4歳未満児を対象としたper-protocol解析では、さらに効果が大きかった（同1.25、1.06-1.47、P＝0.009）。 ...