HPV関連中咽頭がん、T1-T2N0例はRT単独で治療可
日本の全国がん登録データを用いて、ヒトパピローマウイルス(HPV)によるp16陽性中咽頭扁平上皮がん(OPSCC)の至適治療法を検討。2011年から2014年の間に治癒目的の治療を実施したHPVによるp16陽性OPSCC患者688例を対象とした。 T1-T2N0患者(79例)の3年無再発生存率と3年全生存率は、放射線療法(RT)群、同時化学放射線療法(CCRT)群ともに100%だった。手術先行群では、3年OSはT1N0患者で94.4%、T2N0患者で92.9%だった。I-II期患者の5年無再発生存率はCCRTのシスプラチン用量160mg/m2以上群91.4%、160mg/m2未満群74.3%、5年全生存率は92%、69.5%だった。 ...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。