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骨粗鬆症のデノスマブ、投与間隔延長で骨折リスク増

2020年8月8日  Annals of Internal Medicine

デノスマブによる治療を開始した45歳以上の骨粗鬆症患者2594例を対象に、投与間隔延長と骨折リスクの関連を住民対象コホート研究で推定。推奨投与日から4週間以内に次の投与を実施する「予定投与」、投与を4-16週遅延する「短期遅延」、16週以上遅延する「長期遅延」の3つの投与間隔を用いて仮説的研究の解析を実施した。 主要評価項目に規定した6カ月時のあらゆる種類の骨折の複合リスクは、予定投与群で1000例当たり27.3、短期遅延群で32.2、長期遅延群で42.4だった。予定投与と比べて、骨折のハザード比は短期遅延で1.03(95%CI 0.63-1.69)、長期遅延で1.44(同0.96-2.17)だった(傾向のP=0.093)。脊椎骨折のハザード比は、短期遅延で1.48(95%CI 0.58-3.79)、長期遅延で3.91(同1.62-9.45)だった。 ...