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SGLT-2阻害薬のDKAリスクはDPP-4阻害薬の約3倍

2020年8月10日  Annals of Internal Medicine

ナトリウム・グルコース共役輸送体(SGLT-2)阻害薬の新規使用例20万8757例を対象に、SGLT-2阻害薬がジペプチジルペプチダーゼ-4(DPP-4)阻害薬(使用例20万8757例)と比べて糖尿病性ケトアシドーシス(DKA)リスク増加と関連するかを多施設共同コホート研究で評価した。 追跡調査期間37万454人年中、521例がDKAの診断を受けた(1000人年当たりの発症率1.40、95%CI 1.29-1.53)。DPP-4阻害薬と比べると、SGLT-2阻害薬でDKAリスクが増加した(ハザード比2.85、95%CI 1.99-4.08)。分子固有のハザード比は、ダパグリフロジン1.86(95%CI 1.11-3.10)、エンパグリフロジン2.52(同1.23-5.14)、カナグリフロジン3.58同2.13-6.03)だった。 ...