1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 初期統合失調症にLAIで入院遅延

初期統合失調症にLAIで入院遅延

2020年8月11日  JAMA Psychiatry

米国19州の精神科病院39施設で、抗精神病薬使用期間5年未満の初期統合失調症患者489例を対象に、長時間作用型注射用抗精神病薬(LAI)の初回入院遅延効果をクラスター無作為化臨床試験で検討(PRELAPSE試験)。追跡期間は2年だった。 その結果、入院発生率はLAI群22%、通常治療群36%だった。初回入院までの平均期間はLAI群613.7日、通常治療群530.6日で、LAI群の通常治療群に対する初回入院までの期間のハザード比は0.56(95%CI 0.34-0.92、P=0.02)だった。生存確率はLAI群0.73、通常ケア群0.58だった。通常ケア群に比べると、LAI群の入院1件回避当たりの治療必要数は7だった。 ...