子宮筋腫の筋腫核出術、動脈塞栓術よりQOL良好　

英国の病院29施設で子宮摘出術を希望しない症候性子宮筋腫患者206例を対象に、筋腫核出術と子宮動脈塞栓術のQOL改善効果を無作為化非盲検試験で比較（FEMME試験）。主要評価項目は、2年時の子宮筋腫の症状とQOL（UFS-QOL）質問票中健康関連QOLのスコア（範囲が0-100点で、高得点ほどQOLが高い）とした。 intention-to-treat解析の結果、主要評価項目の平均点は筋腫核出術群84.6±21.5、子宮動脈塞栓術群80.0±22.0となり、調整後の平均群間差は完全データ解析で8.0（95％CI 1.8-14.1、P＝0.01）、欠測データ代入法を用いた解析で6.5（同1.1-11.9）だった。初回手術の周術期および術後合併症発生率は筋腫核出術群29％、子宮動脈塞栓術群24％だった。 ...