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食事からの亜鉛摂取少ないとCKDリスク増加

2020年8月13日  専門誌ピックアップ

韓国で腎機能が正常な7735人を対象に、食事による亜鉛摂取量が慢性腎臓病(CKD)発症に及ぼす影響を検討。亜鉛摂取量は食事摂取頻度調査票で評価し、亜鉛濃度を1日のエネルギー摂取量当たりの絶対亜鉛摂取量(mg/1000kcal)として算出した。 1日の平均亜鉛摂取量は8.6±3.4mg/1000kcal、亜鉛濃度は4.4±0.9mg/1000kcalだった。追跡期間中央値11.5年と7万617人年の観察中、1409人(18.2%)がCKDを発症した。多変量Coxハザード解析で、平均亜鉛濃度が5.6±1.0mg/1000kcalの四分位よりも、3.6±0.2mg/1000kcalの四分位でCKD発症リスクが有意に高かった(ハザード比1.36、95%CI 1.18-1.58、P<0.001)。この関連は交絡因子の調整後も有意なままだった。 ...