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女性医師が多い診療所は所得の性差が小さい

2020年8月13日  British Medical Journal

米国の小規模外来診療所(physician practices)9848施設の医師1万8802人を対象に、男性医師と女性医師の年間所得の差が診療所内の男女比によって異なるかを後ろ向き観察研究で検討した。主要評価項目は、医師の専門科、勤務年数、勤務時間などで調整した医師の年間所得の性差とした。 その結果、外科以外の専門医(1万1490人)の主要評価項目の絶対差は、男性の比率50%以下の診療所群で3万6604ドル(相対差11.7%)、90%超の診療所群で9万1669ドル(同19.9%)だった。外科医(外科医3483人)では、それぞれ4万6503ドル(同10.2%)、14万9460ドル(同26.9%)だった(差のP=0.03、0.06)。プライマリ・ケア医(3829例)をみると、所得の性差に診療所内の男性医師の比率との関連は見られなかった。 ...