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正常圧水頭症、髄液ドレナージの効果予測マーカー特定

2020年8月15日  専門誌ピックアップ

正常圧水頭症(NPH)疑い患者62例を対象に、脳脊髄液(CSF)中神経変性バイオマーカー(S100、NSE、アミロイドβ、タウタンパク質など)のCSFドレナージ奏効患者の識別を検証した。 その結果、CSFにアルツハイマー病の典型的な特徴が見られた患者28例でCSFドレナージ後に認知機能および歩行関連機能が有意に改善した。アルツハイマー病の特徴が見られなかった患者34例ではいずれの機能も改善しなかった。さらに、アルツハイマー病のCSFバイオマーカーが陽性の場合、両機能の改善が予測できた。 ...