HER2陰性胃がんにTAS-118＋オキサリプラチンでOS改善

日本と韓国で前治療歴のない20歳以上のHER2陰性進行胃がん患者771例を対象に、TAS-118（S-1＋ロイコボリン）とオキサリプラチン（L-OHP）を併用する1次治療の有効性と安全性を無作為化非盲検第III相試験でS-1＋シスプラチンと比較した（SOLAR試験）。 その結果、主要評価項目に規定した全生存期間（OS、解析対象681例）は、TAS-118＋オキサリプラチン群16.0カ月、S-1＋シスプラチン群15.1カ月だった（ハザード比0.83、95％CI 0.69-0.99、P＝0.039）。最も発現率の高かったグレード3以上の有害事象（解析700例）は貧血（16％ vs. 18％）や好中球減少症（15％ vs. 25％）などで、重篤な有害事象の発現率は44％、46％だった。TAS-118＋オキサリプラチン群の2例に治療関連死が発生した。 ...